今日はできないこと、足りないことを認めるお話。
何でもできてしまう人、かっこいいですよね。
頭が良くて、行動がスマート。優しくて気配りができて、いつも朗らか。
おしゃべりが上手だから、いつもみんなと楽しそうにいて、だけど、お仕事もバリバリできちゃう。人望があって、人気もの。
私の周りにも何でもできて人がいます。いつか私も何でもできる人になりたくて、すごく憧れていて頑張ってきました。
勉強を頑張ったり、部活動を頑張ったり、ダイエットを頑張ったり、ファッションやお化粧を頑張って勉強したり、仕事を頑張ったり、コミュニケーションの勉強を頑張ったり。
頑張りましたからそれなりにできるようになったこともたくさんあるけど、まだまだ、できないこともたくさんあります。むしろ、できないことの方が多いです。
相変わらずスロースターターで仕事も家のこともなかなかやる気がでないし、体重は減ったけど望むようなスタイルにはなれていないし、コミュニケーションに苦手意識が満載だから人の輪に入ることやグループになじむこともできません。
足りない、できない、劣っている、苦手意識が満載。
自分が足りない人、自分ができない人と見透かされ、自分を全否定されているみたいで、いたたまれなくなります。
でも、自分をもう一度よく見てください。
あなたは、足りないところだけでしょうか。
あなたは、できないところだけでしょうか。
あなたは、劣っているところだけでしょうか。
私たちは、自分がいたらないところ、自分が足りないところ、自分が劣っているところを探すことがとても得意です。他人よりもいたらないところ、足りないところ、劣っているところを探し出して、フォーカスを当てて、落ち込んだり、がっかりしてしまったりします。
そして、自分ができることが他人と同じでないと、同じようにできないことに焦点を当てまくって、落ち込み、自信をなくし、自分のすべてを否定してしまいます。
歩くこと、食べること、話すこと、文字を書くこと。
私たちはできることがたくさんあります。
このブログを今読めているということは、スマートフォンやPCが操作できたり、インターネットの仕組みができていたり、文字を読んで理解することができるということです。
できるところ、充分なところ、誰かに教えてあげられるところがたくさんあります。
私たちは自分のすばらしいところを探すことがとても不得意です。できるところ、充分なところ、優れているところを探して、フォーカスを当てて、自信を持ったり、他人と認め合ったりすることが不得意です。
自分で何でもできたら、他人からも認められて、自分にも自信が持てて、今よりも何倍も毎日が楽しくなるような気がします。ですが、他人に認められるため、自分に自信を持つために頑張ることは、苦しさや辛さを伴います。苦しさや辛さが伴って、毎日が楽しくなるでしょうか。
あなたができないこと、不得意なこと、足りないところが自然にできてしまって、得意で好きな人もいます。何気なくさらりとできてしまうのです。
であれば、不得意なこと、足りないところは他の誰かに任せてしまいましょう。
あなたは自分が好きで、得意で、何気なくさらりとできてしまうことだけをやればよいのです。その方が毎日は何倍も楽しくなります。
私たちの毎日は、自分ができないこと、足りないこと、劣っていることを証明するためにあるのではありません。苦しいこと辛いことを伴うのであればなおさらです。
私は、「できないこと、足りないところは誰かに補ってもらおう。」と決めたときから、自分自身が楽になりましたし、周りにいる人たちが優しくなりました。
自分が苦しいのも、周りの人たちが優しくないと感じていてのも、実は私自身が苦しい自分、周りの人が優しくない環境にしてしまっていたのです。
自分ができないこと、足りないこと、劣っていることを認めることは、負けることではありません。安心して認めてあげてください。
あなたができない、足りない、劣っているでもあなたは大丈夫なのです。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。