毎日の生活ではうまくいくことばかりではなくて、私たちにとって不都合な出来事が起こることもあります。
特に、困難を伴うことや、解決ができないような出来事が起こったとき、私たちは出来事が起こった事実と一緒に感情を感じます。
「どうして自分にはこんなことが起こるのだろう。」
「私ばかりどうしてこんな目に遭わないといけないのだろう。」
「解決できなかったら、どうしたらよいのだろう。」
私たちの人生は、良いことも起こりますし、悪いことも起こります。良い出来事しか起こらない人はいませんし、人生に悪い出来事だけという人もいません。そして、私たちの人生に起こる出来事はコントロールすることは出来ません。
良いことも悪いことも起こる人生。ですが、周りの人を見ていると、悪いことばかりが起こっている人、良いことばかりが起こっている人がいるように見えることがありませんか。
Aさんはいつもニコニコしていて、なんだか楽しそうで、何でも楽に出来てしまい、困った顔をしていることが少ない人。
Zさんはいつも眉間にシワを寄せて、なんだか辛そうで、何をするにも苦痛や苦労を伴い、晴れやかな顔をしていることが少ない人。
いつもニコニコしているAさんもいつも眉間にシワを寄せているZさんも、二人の人生に起こっている出来事はほとんど変わりがありませんし、二人とも起こる出来事を自分で選択もしていません。
二人の間の違い。それは「出来事に対する捉え方」です。
ニコニコしているAさんは、起こった出来事に対して自分の解釈をせず起こったまま受け入れます。
眉間にシワを寄せているZさんは、起こった出来事に対して自分なりの解釈をして出来事を見ています。
私たちの人生に起こる様々な出来事には意味はありません。ただ、その事実が起こっているだけです。起こった事実に意味をつけ、自分なりに解釈をしているのは私たち自身です。
自分に不都合なことが起きれば、う~ん、困った・・・。
自分に好都合なことが起きれば、やったあ、うれしい!!
困ったとうれしい、を決めているのは私たちです。
出来事の良い悪いを決めているのは私たち自身です。
例えば、あなたの家族の会社が倒産してしまったとして、
「どうしよう。。。次の仕事、見つかるのだろうか。見つからなかったら?、私たちの生活はこれからどうなってしまうのだろう。そもそも、どうして会社、倒産しちゃうの?この人と一緒にいてこれから、私、大丈夫なの?」と捉えるか、
「倒産してしまったことはしかたがない。次の仕事が見つかるまで、私が頑張ろう。そのかわり、仕事が見つかるまでは家事を手伝ってもらっちゃおう。次の仕事が見つかるように応援しよう。」と捉えるかで今やるべきことと次の展開が全然違ってきます。
起こったことに悪い意味づけをして、苦しみ続けるのもあなたです。
起こったことをそのまま捉え、今、自分がやるべきことをやるのもあなたです。
どちらを選ぶのもあなたの自由ですし、どちらを選んでもあなたは間違っていません。
ですが、選んだ結果は違ってきます。
未来は今の延長線上にある必要はありませんが、今、選んだことが未来になっていきます。
未来のあなたは、どちらを選ぶことを喜んでくれるでしょうか?
未来のあなたは、どちらを選ぶことを望んでいるでしょうか?
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。