今日は自分の人生を自分に取り戻すお話。
自分の人生を自分に取り戻す、自分の人生を自分の自由に生きる。自分軸で生きていく。
最近、こんな言葉を見かけます。
あなたがもし、「あなた自身の人生を生きられていないな」、「自分の人生を自分に取り戻したい」と思うのであれば、ぜひ、あたなにやってもらいたいことがあります。
自分の人生を自分に取り戻すためにやって欲しいこと、それは、「当事者意識をもつ」ことです。
私な最近まで、自分の人生を生きずに他人の人生を生きていました。両親や兄弟、友人や仲間、上司や同僚・・・。自分以外の誰かの意図や考え方、あり方に振り回され、自分の人生なのに自分を生きていませんでした。
そもそも、自分の中で「私は私の人生を生きてよい」ということに気がついていませんでした。自分の中のどこかで、「自分の人生は、自分のために生きるためにあるのではない」「自分は他人のために生きなければいけない」そして、「自分の人生に起こることは全部自分以外の誰かのせい」と思い込んでいました。
自分の人生は自分の力ではどうすることもできず、自分は自分の人生に対して無力感を持っていました。
自分で自分の人生を生きていなかったので、私は自分が何をしたいのか、自分がなぜそこにいるのか、最後は、自分がなぜ生きているのかがさっぱりわからなくなりました。
私が私の人生を生きていないこと、もっと言うと、私が自分自身の人生を生きてよいということに気がついたのは、身体的にも精神的にも疲れ果てて、たどり着いたカウンセラーさんに言われたことがきっかけです。
カウンセラーさんに「あたなの人生はあなたが生きてよいのですよ。」と言われて初めて、「自分で自分を生きる」という考え方があるのだということを知りました。
「あたなの人生はあなたが生きてよいのですよ。」と、言われたときは、何を言われているのかまったくわかりませんでしたが、最近になって少しずつその意味がわかってきました。
私たちの人生には、毎日いろいろなことが起こります。
人との出会いや別れ、入学、進学、就職、結婚、事故や災害、病気やけが、転勤、左遷、リストラや倒産。
私たちは、自分に起こることをすべて自分でコントロールできればよいのですが、自分ではコントロール不能なこともたくさん人生には起こります。
私たちは、自分一人で生きていくことはできませんから、自分の周りには必ず誰か自分以外の人がいます。
両親や家族、パートナー、友人や仲間、上司や同僚。
私たちは、自分の人生に現れる人もすべて自分でコントロールできればよいですが、自分では自分以外の誰かをコントロールすることはできません。
自分に起こることも、自分の周りの人も、私たちはコントロールすることはできません。
「両親のせいで、私の身にこんなことが降りかかってきた。私は悪くないのに。」
「パートナーのせいで、私にあんなことが起こった。私は何もしていないのに」
「どうして同僚は、私にあんなことを言ってくるのだろう。私はちゃんとしているのに。」
あなたにとって都合の良いこと悪いこと、様々なことが人生に起こる中で、あなたは、自分の人生に起こったできごとや自分の人生に現れる人たちに、いろいろと思うことがあるかもしれません。
ですが、そこで、「誰かのせい」、「私は悪くない」と思っている限り、あなたはあなたの人生を自分に取り戻すことはできません。あなたがあなたの人生に「当事者意識」をもって自分の人生に向き合わない限り、あなたの手にあなたの人生は戻ってこないのです。
「当事者意識」と言われると、すごく難しいことだと思ってしまうかもしれませんが、あなたにやって欲しいことはたった1つです。
あなたがやることは、「あなたの人生に起こったことを受け止める」ということです。
自分に都合の良いことも、自分に都合の悪いことも、あなたの人生に起こったことは、あなた自身のこととして受け止める。
「自分のこととして受け止める」とは自分の全責任で何事も乗り越えなくてはいけない、ということではありません。
誰かや何かのせいにするのではなく、「これは私の人生に起こっていることなのだ」と当事者意識をもって、自分の中で自覚するだけでよいのです。
「どこまでできるかわからないけど、自分なりに精一杯やってみよう」と思うだけでよいのです。
自分の人生に起こることをすべて自分のこととして捉えられるようになると、自分の人生に対する無力感がなくなります。起こることはコントロールできなくても、起こったことに精一杯向き合うことで、自分の人生を生きている感覚を持つことができます。自分の人生に感覚を持つことで自分の人生の温度が上がり、自分に取り戻すことができます。
自分の人生に当事者意識をもちましょう。当事者になれば、自分の人生を取り戻し、自分の人生を自由にデザインすることができるようになります。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。