今日は人と一緒に居る時に意識を向けることのお話。
私はあまりおしゃべりが得意ではなく、
人と一緒にいると疲れてしまうことがあります。
「何かしゃべらなきゃ。」
「何か面白いことをいわなきゃ。」
「相手を楽しませないと。」
「どうしよう、しーんとしちゃった。」
誰かと一緒に居ると、
こんなふうに焦ってしまって、
ますます、しゃべれなくなってしまうのです。
これは、
自分にとってはかなり深刻な悩みで
人と一緒にいることがとても苦痛でした。
本当はいろんな人と一緒にいて、
たくさんの話をしてみたいと思っているのに、
緊張の方が先だってしまって、
全然話せなくなってしまうのです。
誰かと一緒にいると、
自分が苦しさを感じてしまう、
相手がつまらないのではないかと感じてしまう。
だから、
それであれば思い切って
1人でいる方が気楽で楽だと思いこんでいました。
ですが、
最近これは
「自分の思い過ごしだったのかな。」
「自分の思い込みだったのかな。」と
思うようになってきました。
私の仕事は、
お客様に対して、
新しいお仕事のやり方や、
新しいお仕事のうまくいく方法を
ご提案するというものです。
お客さまありきなので、
当然、お客様とお話します。
電話、
対面、
電子メール。
いろんな方法で、
たくさんのおしゃべりをします。
仕事でお話するときは、
当然ながら、
話すことが
「お客様に役立つこと。」と、
完全に決まってしまっているので、
どんどん話が出来ます。
お客様のお話を良く聞いて、
お客様が求めていることを察知して、
自分が知っていることを
話せばよいので、
とても気持ちが楽です。
どんどん話ができます。
「おもしろいこと」
「楽しませなきゃ」と
気負いがないから、
余計に話がスムーズです。
こうやって、
最初は
お仕事の話をします。
そのうち、
何回か顔を合わせるうちに、
少しずつお互いに
気心が知れてきて、
お仕事以外のお話も
するようになったりします。
これが結構楽しいのです。
「最近、自分の家族が〇〇なんですよ。」
「普段の生活で〇〇が気になるのですよ。」
これに対して、
私が
「〇〇したらどうですか?」
「そんなに気にしなくても、きっと、大丈夫ですよ。」
と、言うと、
皆さん喜んでくださいます。
そして、
私はと言うと、
こうやってお客様と
お話するとすごく元気になるのです。
話す前よりも元気になっちゃいます。
こうやってみると、
「私はやっぱりしゃべるの好きなのかな。」
「私はやっぱり人といるのが楽しいのかな。」と思います。
でも、
プライベートになると、
これが、なかなかできない。
最近、
いろいろな人に、
「人生はどれだけの人と関わることが出来たかで質が決まる。」と
アドバイスをいただきます。
これを聞いて私も「そうだな。」と思うのですが、
一方で、
「人と一緒にいるのは疲れる。」
「人と一緒にいるのは私には合わない。」と
怖気づいてしまう私もいます。
自分の殻から出て、
違う自分出会うには、
とても勇気が必要です。
でも、
仕事中の私は、
違う自分になれる。
そこには、
話相手の反応に
気負いがないから。
そこには、
自分の話は
受け入れられても、
受入れられなくてもよいという、
自分に対する許可があるから。
話相手の反応は、
相手次第で、
自分にはコントロールできないこと。
自分の話を
受け入れるか、
受け入れないかは、
相手次第で
自分にはコントロールできないこと。
自分にコントロールできないことを
どうにかしようとするから、
力が入ってしまいます。
力が入るほど、
本来の自分からは、
かけ離れてしまって、
焦ってしまい、
緊張してしまい、
自分が出せず、
しゃべれなくなってしまいます。
相手の反応、
話の受入れ、
自分にはどうにもなりません。
自分で何とかできること。
目の前に居る人と
一緒に居ることを楽しむ。
目の前に居る人と
話をすることを楽しむ。
その場を楽しむことを意識する。
こうは言っても、
今の自分には、
出来ないことも多いですが、
まずは、楽しむことに
意識を向けてみようと思います。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。