今日は迷ってしまうことのお話。
私は明日がお休みなので帰り道、DVDを借りにレンタル屋さんに行きました。
私はロマンティックなお話が好きなので、ラブロマンス系の棚に行くことが多いです。今日も、ラブロマンス系に棚を見ていたのですが、DVDがたくさん並んでいる・・・。(DVD屋さんですから、当たり前ですね(;^_^A)
どれを選んだらいいのか、迷う、迷う、迷う・・・。
散々迷いました。その時間、1時間。
DVD1枚借りるのに、1時間迷いました。
1時間迷って、選んだのはこの1枚。
video.foxjapan.com「わたしを離さないで」を見つけたのは偶然だったのですが、以前から友人に観ることを勧められていたので、発見した瞬間にレンタルすることを決めました。
無事にDVDを借りて、ホッとして帰途に着いたのですが、
家に帰るまでの途中「どうして私は、DVD1枚を借りるのに1時間も迷ったのだろう。」と思い、考えてみました。
当然、「面白いDVDを借りて楽しい時間を過ごしたい」から迷ったのだと思っていたのですが、
さらに自分に正直になってみると
「(うっかり面白くない作品を借りてしまい)損をしたくない!!」
という気持ちが異常に強いことに気が付きました。
DVD1枚、旧作、108円。鑑賞時間約2時間。
私は、「108円払うのだから、絶対に損をしたくない!!」という気持ちが強く働き、あれや、これやと1時間も迷い、
「前から友達が勧めていてくれた作品がある!!」、「友達が勧めてくれたのだから、この作品を選べば絶対に損はしない。」と、自分の考え以外の答えを見つけられたことに安心して、あっさりとDVDを借りました。
DVDを借りることにすら未だに「損をしたくない」という感覚を持っている自分に驚きました。
まだ、私は、『損したくない』って気持ちを強く持っていたのですね。
ブログの中でも、何回も「勝ち負け、優劣、上下、損得を手放す」と書いているにも関わらず、DVD1枚を選ぶことにも損得の考え方を持ち込んでいる・・・。
冷静に考えれば、DVDはどれを借りても大差はありません。
結果的に「面白い作品」を借りられればラッキーですし、
仮に、「面白くない作品」を借りてしまっても、それはそれで「つならなかった」という感覚や経験が自分の中には残ります。
「面白い作品」も「面白くない作品」も、後で友達に「これ面白いよ~(面白くないよ~)」と教えてあげたり、「自分はこのタイプの作品が好き(好きじゃない)なのだな。」ってj自分の中のデータベースを積み重ねても良いし。
「週末の夜にのんびりとDVを観る」という娯楽の中にまで、「損をしたくない」という損得勘定を持ち込んでしまう、私の感覚。
「借りたDVDを観る」こと自体を楽しめばよいのに、「借りたDVDを観る」ことにさえ「損をしたくない」という損得勘定を持ち込んでしまう、私の感覚。
結果的に「損をしないと思われる作品」を選択して、安心している私の感覚。
自分の選択の基準に損得勘定を持ち込んでしまうことは、とてももったいないことです。
生活の中のあらゆることに、損得勘定を持ち込むことによって、自分自身の「感覚」、「感情」を置き去りにしてしまいます。
生活の中に「選ぶことの自由」を許されているのに、損得、勝ち負け、優劣の「思考」を持ち込むことで、選ぶことに制限を加え、自分自身「感覚」を失っていく。
私自身、まだまだ、「感覚」ではなくて「思考」に頼っていることに改めて気が付きました。
損得の思考を持っている私も私なので、否定はしませんが、「もうちょっと自由になろう、ワタシ(*´ω`*)」と自分自身に声を掛けました。
「思考」を優先して「感情」、「感覚」を置き去りにし続けていくと、
「自分は何がしたいのか。」
「自分はどうなりたいのか。」
が、ある日、全然わからなくなります。
自分がわからなくなる前に、あなたの「感情」、「感覚」を大切にしてあげてくださいね。
あなたの「感情」、「感覚」は絶対に間違ってませんから。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。