今日は自分の中の恐れているもののお話。
どんなに自分のことが大嫌いで、自分にダメ出ししていて、自分の低く見積もっていても、ココロのどこかで、自分に期待して、自分だったら出来るかもと思っているところがあります。自分を自分で信頼しているのです。
自分は能力が低い、
自分は頭が悪い。
自分は外見が良くない。
自分は性格が悪い。
自分が人よりも劣っているところを考えたり、口に出して言ってみたりしますが、最後の最後では「そうは言っても自分は正しい」と思いたいとココロの深いところで思っているのです。
ところが、自分の周りの状況を観ていて「どうもこの状況では、自分が思ったとおりにはならないかも・・・」と推し量ると、なんとかかんとか理由をつけたりして、それをやらなかったり、止めたり、諦めたりします。
なぜやらないのか、なぜ止めてしまうのか、なぜ諦めてしまうのか。
その理由は、私たちが最も恐れていることが「自分が自分に失望すること」だからです。
どんなに自己評価が低くても、自分を批判していても、自分を低く見積もっていても、最後の最後では「自分は正しくないと嫌」と思っています。
状況によっては、自分がやろうとしていること、自分がやっていること、自分がやり続けていることがすべて思いどおりになり、自分が望む結果が出るとは限りません。やってみて結果としてダメだったとき、私たちは自分に大きく失望します。
プロジェクトを引き受けてみたいけど、成果が上げられなかったらどうしよう。
婚活を始めてみたいけど、結婚できなかったどうしよう。
自分を変えてみたいけど、現実が変わらなかったらどうしよう。
私はこんなこともできないのか・・・。
私には能力がないのか・・・。
出来ると自信は持っていないし、出来る気も最初からしない。
そうは言っても、本当にダメだった現実を恐れています。口では「自分ってダメなのですよ。」って笑いながら言っていても、私もあなたも、みんな誰だって自分が本当「ダメ」と現実を突きつけられること嫌なのです。恐いのです。
「ダメ」な自分に嫌な思いをするくらいなら、理由をつけて最初からやらない、途中でやめちゃう、諦める。やらない、やめちゃう、諦めるだったら、自分で選んでいるし、それほど自分を嫌にならない、失望しない。
自分に失望することが恐くて、私たちはやらない、止める、諦めるを選択します。
やらない、止める、諦める。これを選択している限り、私たちは前に進むことはできません。
では、どうすれば自分の中の恐さが気にならなくなるのか?
恐れを無理矢理に消したり、なかったことにしたり、根性論で乗り越えたりする必要はありません。
「自分が自分に失望したくなるようなことも人生には起こるが、結局、自分は大丈夫なのだ」と知っておけばよいのです。「大丈夫」に根拠は必要ありません。根拠はないけど、「自分は大丈夫なのだ」と知っておくのです。
残念ながら、私たちの人生は自分にとって楽しいこと、嬉しいことばかりが起こるわけではありません。
失恋したり、仕事で失敗したり、病気になったり、事故に遭ったり・・・。人生には必ずしも歓迎すべきことだけ起こっているわけではありません。悲しくなってしまうこと、苦しい思いをすること、いろいろなことがたくさん起こります。
思い返してみてください。あなたの人生は今日この瞬間まで、自分の望んだとおりだったでしょうか?恐らく望んだとおりだった人はいないと思います。
第一志望の学校に入れなかった、就職活動が上手くいかなかった、大好きな人に振られてしまった。他にもいろいろあると思います。それぞれが、とても辛く、自分に失望してしまったかもしれません。それでも、あなたは今この瞬間を生きることが出来ています。大丈夫なのです。
何が起こるかはわからないけど、誰にも1秒先は予測が出来ないけど、自分に失望してしまうことが起こるかもしれないけど、それでも大丈夫なのです。
自分に失望することを恐れてもかまいません。
恐れても、それでも「やらない、止める、諦める」を選ばないでください。
あなたは大丈夫なのですから。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。