今、ここを生きるの本当の意味

今日は、今、ここのお話。

カウンセリングを受けたり、セッションに参加してりするときに、
瞑想したり、ヨガをしたり、呼吸法を使ったりして、「今、ここにいることを感じましょう。」ということを言われることがあります。

私はいわゆる瞑想が苦手で、周りの人のようにできません。

以前はよく瞑想のワークショップに参加したりしていました。

参加者全員で一斉に瞑想をし、その後、感じたことをその場でシェアすることが

多いのですが、正直なことを言ってしまうと、

私は何かを感じることがほとんどありませんでした。

周りの参加者の方は、

「光の大きな束が見えました。」とか

「お腹のあたりに黄色いや赤い光が降りてきました。」とか、

感想をおっしゃるのですが、私は全然・・・。

本当に恥ずかしくなってしまうことが多かったです。

人生のことを考えると、「今、ここ」に集中することが

とても大切だということが良くわかります。

結局、人生は今という時間の連続で、未来から流れてきた時間は、

すぐに今になってしまい、さらに次の瞬間には過去となって流れていきます。

未来のことは誰にもわかりませんし、

過去のことは過ぎてしまったことであり、

起こった事実を変えることは誰にもできません。

私たちは、今、ここを生きることしかできず、

逆に、今、ここを生きることはできます。

「今、ここを生きる」とはどういうことなのでしょう。

「今、ここを生きる」とは、

「全ての瞬間を自分で選択して生きていること」を自覚することです。

人生は選択の連続です。

朝、起きるか、起きないか。

会社に行くか、行かないか、お昼は何を食べるるか、何も食べないのか、

仕事をするのか、しないのか、帰り道、コンビニに寄るか、寄らないか。

就職するのか、しないのか。

転職するのか、しないのか。

結婚するのか、しないのか。

日常のほんの小さなことから、人生の中の大きな決断まで、

私たちの毎日は選択の連続です。

私たちは毎時間、毎時間、たくさんのことを選択しながら生きています。

私たちは、ものごころつくか、つかないかの頃から、

あまりにもたくさんの選択を日常の中で続けてきたので、

選択することに慣れ過ぎてしまっているところまあります。

今この瞬間に無意識でパパっと何かを選び、未来の行動に繋げてしまっている。

無意識のパパっとした選択を続けてしまうと、

選択するために今ここで考えること、

選択することに今ここに意識を向けることが面倒になり、

やがて忘れてしまいます。

今ここに意識を向けることを忘れてしまうと、

今ここに向ける必要のなくなった過去や未来に意識を向けるようになります。

過去に意識を向け、どうにもならない事実を後悔をし、

未来に意識を向け、よくわからない不安や恐怖を感じます。

過去や未来に向いてしまった意識を、今ここに向けましょう。

純粋に今、ここでしなくてはならない、

選択の連続に意識を向け、

全ての選択は自分がしているということを自覚しましょう。

今、ここに意識を向け、自分で選択、

自分で選んだことを自覚するようになると、

あなたの意識は過去に囚われたり、未来をさまよったりすることはなくなります。

意識が過去にとらわれず、未来にさまようことがなくなると、

あなたの中の悩みや問題が減り、あなたの人生が生きやすくなります。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いつもあなたを応援しています。