今日は執着心と願望のお話。
どうしてもあの人と相思相愛になって幸せになりたい。
どうしてもあの仕事に就いて、みんなを見返したい。
何が何でももっとお金を稼ぎたい。
モノ、ヒト、コト。
私たちは、生活の中で自分の意のままにならないことに
執着してしまうことがあります。
「どうしても」こだわってしまう
どうしても、欲しい、
どうしても、なりたい、
どうしても、こうなってもらいたい。
頭に「どうしても」と付いてしまうことは、執着している状態であり、
今までの人生の中にも、「どうしても」と思ったことや思っていることが、
1つや2つはあったと思います。
私たちは、自分の頭の中では「執着しても仕方がない」とわかっています。
わかってはいても執着していることが頭から離れない、
執着していることをずっと考えてしまう。
執着しても、現実は変わりません。
思いの強さや思う時間の長さで執着が叶うのであれば、
誰だって一日中「24時間を自分が好きなように使いたい。」とずっと執着し続けるでしょう。
執着しても仕方がない、執着しても現実は変わらない。
執着心を持つことは悪いことではありません
「執着心」と聞くと、
持ってはいけないもの、捨てなくてはいけないもの、してはいけないことのように、
悪いイメージを持たれています。
「執着心」は悪いものではありません。
確かに、あなたが何かに執着したところで、
あなたの現実は1ミリも変化していきません。
逆に、大した思い込みもないところでも、
あなたの現実は1ミリも変化しません。
ただ何となくフワッとあなたが思ったところで、
フワッとした思いは現実を変えるほどの力を持たず、
あなたの思いは消えていってしまいます。
執着する思いは力を持っています。
思いには力があるというのは、迷信や精神論、おまじないの類いではなく、
私たちの「思い」には、何もなかったところにカタチあるものを
創り出してしまうくらいの大きな力があります。
自動車、飛行機、スペースシャトル、パソコン、電子レンジ、
難しい病気を診断する装置や治すための薬。
今、私たちの生活を便利にしてくれている身近なものは、
元々、あったものではなく、
かといって、急に宇宙から降ってきたものでもありません。
今、カタチとなってあるものは、
過去、誰かが
「こういうものがあったら、今よりもっと便利で幸せな世界になる。」という
強い「思い」をもったから、カタチある現実になったのです。
「思い」が強ければ強いほど、「思い」は強い力を持っていきます。
執着を捨てて本当の願望を見つける
私たちの中の「思い」が外側に向かっているものが「執着」、
私たちの中の「思い」が内側に向かっているものが「願望」です。
「願望」も「執着」もどちらもあなたの中にある強い「思い」。
「執着」もちょっと方向を変えれば、
あなたの「願望」を叶えるために大きな力を発揮してくれます。
どうすれば「執着」を「願望」に変えることができるのか?
方法は簡単です。
1.紙とペンを用意する
紙にペンで「今、あなたが執着していること」を1つ書きます。
お金のこと、仕事のこと、人間関係のこと、恋愛のこと、パートナーとのこと。
どんなことでも、どんな表現でも構いません。
人に見せるために書くものではありませんから、あなたの自由に書きます。
2.自分が感じるたことを書く
1.で書いた「今、あなたが執着していること」について、
あなたが考えたこと、あなたが感じたこと、ありとあらゆることを書きます。
「絶対に欲しい」、「人から奪ってでも手に入れたい」、「手に入れるためだったら何でもする」
どんな小さなことでも、どんな非常識なことでも構いません。
何回も言いますが、人に見せるものではありません。カッコいい必要はありません。
思いつく限りのことをどんどん書きましょう。
3.書いたことを眺めてみる
「2.自分が感じるたことを書く」で書いたあなたが執着していることに感じたこと、考えたことを眺めてみます。
声に出して読んでみることができれば、もっと良いです。
書いたことを何回も何回も眺め、読んでみます。
4.眺めてあなたは何を感じるか?
あなたが執着していることについて書き出してみたものを眺めてみて、
あなたは何を感じましたか?
「本当に自分は執着しているものを手に入れたいのだろうか?」
「執着しているものを手に入れることを、本当に自分は望んでいるのだろうか?」
あなたは、今まで執着してきた自分自身に疑問を持つようになります。
「本当に手に入れたいのだろうか?」、「手に入れることを望んでいるのだろうか?」
5.執着の正体
先ほども書きましたが、
私たちの中の「思い」が外側に向かっているものが「執着」、
私たちの中の「思い」が内側に向かっているものが「願望」です。
実はあなたが執着しているものは、
「本当にあなたが手に入れたい」と
思っているものではなかったりします。
執着しているとき、私たちは、自分自身ではなく自分の外側である他人に焦点を当てています。
「あの人には素敵なパートナーがいるのに、どうして私にはいないのか。」
「あの人は簡単にビジネスを成功させているのに、どうして私にはできないのか。」
「あの人はとても幸せそうなのに、どうして私は全然幸せではないのか。」
自分ではない、自分の外側に焦点を当てて、自分にはないことを悲しみ、嘆き、妬む。
あなたは、これまでのプロセスによって、
あなたの外側からもたらされた悲しみや妬みが、あなたの執着の正体だったことに気づきます。
6.「本当に自分が望んでいること」に気づく
あなたの執着があなたの外側からもたらされたものだったことに気が付くと、
あなた自身の内側から「ということは、本当の自分は、何を望んでいるのだろうか?」
と、自分自身に対する疑問がわいてきます。
このとき、「2.自分が感じるたことを書く」を改めて読み返してみてください。
実はここにあなたの本当の願望が書かれています。
これを実現するために行動すれば、あなたの願望が実現します。
執着に気づいたときから願望は叶い始める
何回も言いますが、執着することは悪いことではありません。
執着するくらい、何かに思いを強くすること。
強い思いがなければ、思いや願いは現実化しません。
強い思いはあっても、執着しているだけでは、現実は変わりません。
執着を捨て、強い思いを願望に変え、行動し、願望を現実化する。
このプロセスであなたの願望は、今までにない速さで叶っていきます。
あなたの執着は何ですか?
執着をなくして、願望を叶えていきませんか。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもはあなたを応援しています。