今日は子供とマインドフルネスのお話。
私には妹が1人いるのですが、
彼女は、3人の子供のママです。
6歳の長男
3歳の長女
今日でちょうど4か月になる次女。
3人の子供たちは、
私にいろいろなことを教えてくれます。
今日は上の子たちと
妹と私の4人で
クッキーを手作りしました。
子供たちも
一緒に作業をします。
粉を計って、
お砂糖、
はちみつ、
溶かしたバター。
粉の中に
計ったものを
どんどん入れていきます。
上の男の子は、
もう数字が読めるので、
計る量を教えてあげると、
自分で計ることができます。
自分でスプーンを持って、
自分で計りとって、
ボウルに入れていきます。
上の子は、
慎重な性格なので、
少しずつ
スプーンに取って、
ボウルに運びます。
ボウルに何かを入れるたびに、
「はちみつのいいにおい!!」
下の子はそれを見ていて、
「私にも見せてー!!」と
大騒ぎ。
バターが溶ける様子も
珍しかったようで、
「バターが水みたいになった!!」と
大はしゃぎでした。
全部がボウルに入ったら、
スプーンでよく混ぜます。
上の子は、
クッキーづくり教室に参加していたので、
「グルっと混ぜて、サクサクってするんだよ。」と
私に教えながら混ぜていました。
下の子は、
小さな手に、
大きなスプーンを
持て余し気味に
グルグル混ぜていました。
まとまった生地を
冷蔵庫で冷やして、
伸ばして、
皆で型抜きもしました。
ひこうきの形、
船の形、
くるまの形。
自分で型を抜くと、
その形になるので、
嬉しそうに、
型抜きしていました。
これを
オーブンへ。
焼いている間も、
「焼けた?焼けた?」
「オーブンの中、見せて!!」と、
ここでも大騒ぎ。
そうこうするうちに、
オーブンが切れて、
クッキーの出来上がりです。
周りには
甘いにおいが漂っています。
子供達は、
自分の焼いた
クッキーに満足そうに
食べていました。
準備から
焼き上がりまで、
約2時間。
子供たちは、
この間、
視覚、聴覚、触覚、味覚を
フルに使っていました。
「クッキー上手くできるだろうか。」とか、
「作っても誰も食べないかもしれない」とか。
先のことは考えないで、
今、ここ、この時間を過ごしていました。
はちみつの透明な感じ、
ココアの豊潤なかおり、
焼きたてもクッキーの熱さ、
自分で作ったクッキーのおいしさ。
どの感覚にも
「きれい!!」
「いいにおい!!」
「クッキー、熱い!」
「ちょっと硬いけど、おいしい!!」と、
いちいちおもしろがり、
いちいち言葉にして周りに知らせ、
いちいちワクワクしていました。
子供たちを見ていて、
「こういうのがマインドフルネス」なのかなぁ、と、
思ったりしていました。
子供の頃って、
毎日
「今日は何をして遊ぼうかな?」
「今日は何の本を読もうかな?」
「今日は誰と一緒に遊ぼうかな?」と
ワクワクしていたと思います。
成長するにつれて、
いつの間にか、
こういうことを
忘れてしまいます。
子供から大人へ。
幸せになりたいと思って、
毎日頑張って成長してきたのに、
いつの間にか、
毎日、登る太陽を当たり前と思って、
朝日の暖かさを感じない、
毎日、仕事に行くことを当たり前と思って、
たくさんの出来事にワクワクを感じない、
毎日、明日が来ることを当たり前と思って、
今、ここを不満で埋め尽くしてしまう。
感じること忘れてしまって、
ワクワクすることを忘れてしまって、
今を生きることを忘れてしまって、
ここで生きていることを忘れてしまう。
今の自分から、
離れてしまい、
過去や未来に彷徨ってしまう。
ここの自分から、
離れてしまい、
自分ではないヒト、モノに
意識を向けてしまう。
過去の自分と比較して、
良くわからない落ち込みを感じ、
未来の自分と比較して、
良くわからない不安を感じ、
自分ではないヒトと比較して
良くわからない嫉妬を感じる。
大切な今、ここを
良くわからないもので、
埋め尽くしてしまう。
これでは、
「元々、私はどうなりたかったのだっけ?」と
生きている目的がわからなくなってしまいます。
過去が輝いて見えることもありますし、
未来が不安になってしまうこともあります。
自分以外の人がみんな幸せそうに見えてしまうこともあります。
でも、
やっぱり自分を幸せにしてあげられるのは、
自分だけです。
そして、
自分の幸せを感じられるのは、
今、ここしかないのです。
私たちは、
「今、ここの幸せ」を
元々、持っていました。
元々、持っていたものは、
取り戻せばよいのです。
もう一度、
今、ここに集中して、
「今、ここの幸せ」を
取り戻してみませんか。
今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。
いつもあなたを応援しています。