環境があなたに影響を与えるが、あなたも環境に大きな影響力をもつ

情報発信について続けて書いてきましたが、

今日はちょっと話題を変えて、影響力のお話。 

サークル仲間のあの人は、私に対していつも高圧的に接する。
隣の席の同僚は、私に対していつも批判的な意見を言う。
パートナーは、私の態度の一つ一つに小言を言う。

家庭、職場、学校、地域社会、サークルやクラブ活動。
私たちは、いろいろなコミュニティに属していて、コミュニティを自分の意思で選ぶことができるものもあれば、自分では自分の周りの環境をどうにもできないこともあります。

私たちの内面は、自分が身を置いている環境からの影響を大きく受けているので、自分がどんな環境に属するかということは、自分自身にとってとても重要な要素の一つです。

あなたが属している環境からの影響により、あなたの在り方、視点、捉え方、考え方、行動が変化し、あなたがとる行動の変化によりあなた自身の人生も変化していきます。

たとえば、よく言われることが、
「自分の周りの５人の年収の平均があなたの年収」とか、
友人にふくよかな人が多い人は、自分もふくよかになり、
友人が痩せている人が多い人は、自分も痩せているなどです。

「自分が身を置いている環境からの影響を大きく受けている」と自覚し、環境を変えたいとあなたが考えても、家庭や仕事、地域社会など、自分だけの意思では簡単に変えることができない環境もあります。

家庭にはパートナーや家族がいて、あなたは家庭から出て行くことはできませんし、あなた一人だけの意思であなたが思ったとおりに変えることは無理です。
環境を変えることを最優先にして仕事を変えることも一般的には難しい・・・。

環境を変えることができないとき、自分は変わることができないのか・・・。

あなたがいる環境の影響には、ふたつの側面があります。
環境があなたに対して与える影響と、あなたが環境に対して与える影響です。
環境からのあなたへの影響とあなたからの環境への影響。

二つの影響が今のあなたとあなたが所属する今の環境を創り出しています。

あなたも影響されていますが、環境もあなたに影響されている。

あなたが自分自身の属する環境を変えることができないとき、あなた自身が変わることによって環境を変えていくことができます。

あなたの今の環境がどうであれ、「自分は変わる」とあなた自身が決めるのです。
そして、今まであなたが無意識に取り込んでいた環境からの影響を取り込むことをやめ、あなたが自分自身で意識的に自分の在り方、視点、捉え方、考え方、行動を変化させていく。

小さなことからでもこれを積み重ねていくと、次第にあなたの属する集団の環境が変わり、環境が及ぼす影響が変わり、あなたの属する集団やそこにいる人たちが変わっていきます。

小さなことを積み重ね、いつか、あなたが気づいたとき、あなた自身は身を置く場所をまったく変えていないのに、あなたが変えられないと思っていた、あなたの所属するコミュニティが、あなたの望むようなコミュニティに変化します。

そして、あなたが望むコミュニティは、いつしかあなたが望むような環境を備え、あなたやあなたの周りの人にあなたが望む以上の影響を与えてくれるようになります。

環境からの影響も大きいですが、あなた自身の影響力も大きいのです。

あなたの在り方、視点、捉え方、考え方、行動は、あなただけの問題ではないのです。
あなたの今の在り方、視点、捉え方、考え方、行動が、周りの人の１ヶ月、３ヶ月、半年、１年先に大きく影響しています。

もう、あなたは、自分勝手な思い込みや比較や競争、優劣や損得の考え方で在り方を決められる存在ではないのです。
これからあなたは、どんな自分で在りたいと思いますか。

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いつもあなたを応援しています。