自分の人生は自分で決める

頑張るをやめたら あっという間に人生が良くなりました

自分の過去を愛しすぎない

f:id:erumo0225:20170403203731j:plain

 

今日は自分の過去を愛しすぎないお話。

 

今日から新年度を迎えた方も多いと思います。

 

私も7年在籍したセクションを離れ、今日から新しいセクションに異動します。今日のこのブログも新しいセクションに向かいながら書いています。お仕事の場所も内容も全然変わります。新しいお仕事に慣れられるか、今からドキドキしています。

 

 

私たちは、過去にいろいろな経験を積み重ねて生きています。失敗して落ち込んでしまったこともありますし、とても辛かったこともあります。大成功だったこともありますし、メチャメチャ楽しかったこともあります。

 

 

先月までの私のお仕事は、業務量も多く、内容が複雑でした。迅速性や正確性を求められる中、結果を出すことも求められていたので、毎日、深夜まで、土曜日も日曜日も、年末年始も仕事をしていました。7年間、毎日、緊張とプレッシャーの連続で、気の休まることはなく、精神的にも身体的にもギリギリでした。

 

緊張やプレッシャーが強い分、やり終わった時の達成感も大きかったですし、毎日、たくさんのお客様とディスカッションをしたり、お客様のところを訪問して、新しいご提案をさせていただいたり緊張感の中にも充実した毎日を送ることができました。文字どおり、7年間を全力で駆け抜けました。

 

その業務自体も好きでしたから、たくさんの失敗とたくさんの成功、辛さと喜びが詰まっている、キラキラとした7年間でした。会社の都合とはいえ、離れると思うと寂しい気持ちがいっぱいです。

 

 

私たちは、お仕事の中での積み重ねは、失敗してしまったことよりも、うまくいったことや成功したことをよく覚えていて、成功の経験を次ぎにも活かすことを考えます。うまくいった時の準備や段取り、やり方を覚えていて、これを仕事に活かしていくことは、よいことです。時間の節約にもなりますし、経験を活かしていれば失敗する確率は小さくなります。

 

客観的に業務を振り返り、良かったところを活かし、悪かったところを注意することは、十分仕事に活かすべきです。言い方は悪いかもしれませんが、仕事はある面では効率性を極めることが必要ですから、極力無駄をなくすためにも、過去の自分の経験を活かす必要があります。

 

過去の自分を活かすときに、客観的な事実だけを活かせれば良いのですが、私たちは事実に感情や自分の思いをくっつけてしまうこともあります。特に、自分が得意と思っていること、自分が成功を重ねてきたことに対しては、自信もありますし、うまくいった自分を思い返すと良い気分にもなれなすから、つい、過去の自分のやり方、考え方をそのままマネて過去の良かった気分を再現しようとしてしまいます。

 

「あのときは・・・こうだった。」

「こういうときは、・・・すれば絶対にうまくいく。」

「これには、この対処法、あれには、あの対処法。」

 

 

自分の中だけであればよいのですが、自分の成功体験を他人にも勧めたり、押しつけようとしてしまうこともあります。

「私がこうやって、うまくいったのだから、あなたも同じにした方がよい。」

「お前もおれと同じようにやれば絶対に大丈夫。」

 

 

うまくいっていた自分、得意な部分をこなす自分。ですが、今、あなたの目の前にあなたが成功を積み重ねてきたときと同じ問題が起こっているとは限りません。同じように見えていても、取り組む目的が違っていたり、背景が変わっているかもしれません。もしかしたら、実は本質的に全く別のことになっていることもあります。

 

 

過去の成功や過去のキラキラしていた自分にしがみつかない。

「前は、こうだったなぁ・・・。」、「前はよかったなぁ・・・。」、「前はこうだったから、今度もこうでなければ。」

 

あなたも私も人生は一方方向です。前にだけ向かっています。これまでの自分を愛してあげることも必要です。これまでの自分を愛してあげることが、自分の自信につながりますし、輝いていた自分の思い出は、何ものにも替え難いものです。ですが、過去の自分にしがみついたり、固着したりすることはやめましょう。

 

あなたが過去に固着することは、今のあなたを縛ることです。過去の自分から抜け出すことが許されず、あなたから自由を奪います。

 

キラキラしている自分、思ったとおりに進められる仕事、仕事がもたらしてくれる気分。それに浸っているとき、あなたは不自由です。あなたは、今の仕事でも十分活躍できますし、キラキラしているあなたになることはできます。

 

自分の過去に浸らない。今の自分をまっすぐ歩く。

自分の過去を愛しすぎない。寂しくても、愛おしくても、過去の自分を手放してみる。

 

過去から自由になったあなたは、これまでに積み重ねてきたことを活かしてもっと輝くことができます。

 

今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

 

いつもあなたを応援しています。