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自分の現状を変えたいときは変わった時の気分を先取りしよう

 
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今日は気分を先取りして現実を変えるお話。


任されている仕事を成功させたい。
チームが上手く回らない苦しい現状を打開したい。


現状が自分の思いどおりになっていなくて、状況を変えたいと思うことがあると思います。

 

あなたが今の状況を変えて、好転させたいと思うとき、あなたにやって欲しいことがあります。それは、「好転したときの自分が味わっていると思う気分を先取りして感じる」ことです。
状況が好転する前に、好転したらあなた自身が感じるだろうなと思う「ワクワクした」や「ホッとした」などの良い気分を先に感じてしまうのです。


これを読んでいるあなたは、自分が思っているように状況は好転するかどうかわからないし、そもそも自分が辛いと思っているときに「ワクワク」とか「ホッとした」って良い気分を感じることなんてできない!!と思うかもしれません。
その気持ちはわかるのですが、それでも、一旦、辛い気持ちを横において、気分を先取りしてみるのです。


私たち人間の脳には、自分自身の身体が生きている現実と、自分の思考が向かいたいと思っている理想にズレがあると、体感している現実と思考が思い描いている理想を一致させようとする機能(認知的不協和の低減)があります。


あなたも1度は聞いたことがあると思います。イソップ物語の「キツネとすっぱいブドウ」。これは、認知的不協和の低減に関するお話です。

ある日、木から垂れ下がっているブドウを「食べたい!!」と思ったキツネはブドウに向かって飛び跳ねます。
一生懸命ブドウ目がけてキツネは飛び跳ねるけど届かない。
届かないキツネは「このブドウは食べたところで、きっとすっぱいブドウだから食べる価値なし!!」と自分の中で判断してその場を去ります。


イソップ物語のキツネは「ブドウを食べたい」理想と「ジャンプしても届かない」現実が同時に存在します。
「どうしても食べたいけど、どうしても届かない」キツネの中にある理想と現実の強いギャップを小さくするために、キツネは「あのブドウはすっぱいブドウだから、むしろ自分は食べない方が良いに違いない!!」と自分に思い込ませ、理想を変えることによって理想と現実のギャップを小さくしようとしているのです。


私たちは、自分がそれまでに得た知識や経験によって、自分の中にある理想や信念を持ちます。これに対して、新たに自分に起こった事実がそれまでの理想や信念と矛盾するとき、その矛盾によって不協和を無意識に感じます。


私たちは、矛盾による不協和を感じているときに、無意識の中で不快な気分は感じたくないと思っていますから、不快な状態を解消するために行動します。


不快な状態を解消する行動とは、理想と現実を一致させることです。あなたの脳は、あなたの理想である先取りした気分に現実を一致させようとします。
あなた自身は思考と現実を一致させるためにどんなやり方があるのか、誰が手伝ってくれるのか、どんな道筋があるのか、そのときは全然わからなくて良いのです。


あなたは何の根拠も自信も持っている必要はありません。先取りした気分が本当の自分だと軽く信じていれば良いのです。一度、あなたが軽く信じれば、あなたは信じたことも先取りした気分されも忘れてしまっても構いません。

あとはあなたの優秀な脳におまかせです。あなたの脳は超スーパー優秀なコンピュータですから、不快な状態が低減したり解消されたりするように、現実をどんどん変えていってくれます。


あなたは、先取りした気分がいつやってくるのか楽しみにしていれば良いのです。


これは、オカルトや迷信、おまじないやお祈りではありません。脳科学を基にした事実です。


あなたが現実を変えたいと思ったら、ぜひ、やってみてください。


今日も最後まで読んでいただいてありがとうございました。

いつもあなたを応援しています。